ユーディプテス属 -Eudyptes-
 マユダチペンギン -Eudyptes sclateri-
マユダチペンギン [別名] エレクトクレステドペンギン・シュレーターペンギン・オホカンムリペンギン
[英名] Erect-crested Penguin
[分布] 主にニュージーランド南東にあるバウンティー島とアンティピティーズ諸島
[亜種] なし
[推定生息数] 7万7000ペア
[体長] 50〜59p
[体重] 2.9〜7.0s
[性格] 不明
[見分け方] 頭部、喉の上部、頬はベルベットのような柔らかい光沢のある濃い黒の羽毛でおおわれている。くちばしは茶色がかったオレンジ色で、付け根に皮膚が露出していて、そこから眉毛のような逆立ったプラシ毛のような飾り羽(冠羽)をもっている。冠羽は6pもあり黄金色。虹彩は赤っぽい茶色。足はピンク色で、足の裏は茶色っぽい黒。
この画像は
「Pete & Barb's Penguin Pages」
からお借りしているものです。
[その他] 2001年11月まで稚内市立ノシャップ寒流水族館で1羽が飼育されていた。
 イワトビペンギン -Eudyptes chrysocome-
イワトビペンギン [別名] ロックホッパーペンギン・冠ペングヰン
[英名] Rockhopper Penguin
[分布] 亜南極圏の島々やインド洋、南大西洋の温帯の島々
[亜種] サウザンロックホッパーペンギン、イースタンロックホッパーペンギン、
ノーザンロックホッパーペンギン
[推定生息数] 370万ペア
[体長] 40〜58p
[体重] 2.3〜4.2s
[性格] 攻撃的で喧嘩好き。
[見分け方] 属中いちばん小型。くちばしの上から左右に黄色い頭側線が伸び、後頭部にまで達している。先端は黄色い飾り羽(冠羽)となり一部が垂れるが、亜種によりその長さと角度が異なっている。頭の形は角刈りのようで後頭部の黒い冠羽も逆立っている。くちばしは強くて硬く、くすんだ橙赤色でつけ根には皮膚の裸出部がある。虹彩は明赤色。足と足首はピンクで、足の裏は黒い。
[その他] 3亜種はそれぞれコミュニケーションできないらしい。
 マカロニペンギン -Eudyptes chrysolophus-
マカロニペンギン [別名] 有冠企鵝
[英名] Macaroni Penguin
[分布] 南極収束線近くの南緯46〜65度の南太平洋および南インド洋の海域に点在する島、南極半島にも1ヶ所繁殖地がある。
[亜種] なし
[推定生息数] 1180万ペア
[体長] 71p
[体重] 3.2〜6.4s
[性格] 不明
[見分け方] 額の中央から生えている黄色と黒の飾り羽は左右長く垂れ下がっている。くちばしは大きく太く、茶色がかった濃いオレンジ色。両頬のくちばしのつけ根部分には両眼の下あたりまでピンクの皮膚が三角形に裸出している。脚と足の表面は明るいピンク色で、裏側は黒い。ロイヤルペンギンと似ているが、黒いのどと白い胸部の境界線が直線で顔が黒いことで見分けられる。
[その他] ペンギン全種の中で最も個体数が多い。
 ロイヤルペンギン -Eudyptes schlegeli-
ロイヤルペンギン












この画像は「banoncom.com」
Henryさん
からお借りしている
ものです。
[別名] 荘厳ペンギン
[英名] Royal Penguin
[分布] マッコーリー島
[亜種] なし
[推定生息数] 84万8700ペア
[体長] 65〜75p
[体重] 3.2〜8.1s
[性格] 不明
[見分け方] くちばしのつけ根から1pくらいのところから、長いオレンジイエローと黒色の飾り羽が後頭部にむかってのびており、その一部は両眼の後ろに垂れ下がっている。くちばしは濃い茶色がかったオレンジ色で大きく分厚い。くちばしのつけ根にはピンク色の皮膚が三角形に裸出していて、ピンク色の三角形を描いている。虹彩は赤みがかった茶色。脚と足の表面はピンク色で、裏側は黒い。マカロニペンギンとよく似ているが、頬とのどの部分が白くマカロニよりやや大きいのが特徴。
[その他] ロイヤルペンギン自体がマカロニペンギンの亜種であるという説もある。
 スネアーズペンギン -Eudyptes robustus-
スネアーズペンギン
この画像は
「Pete & Barb's Penguin Pages」
からお借りしているものです。

[別名] ハシブトペンギン
[英名] Snares Penguin
[分布] スネアーズ諸島
[亜種] なし
[推定生息数] 3万ペア
[体長] 40〜61p
[体重] 2.5〜4.8s
[性格] 不明
[見分け方] くちばしのつけ根から両眼の上にかけて細く黄色い短い羽毛が眉のようにのび、側頭部を通って後頭部に続き、後頭部から先は約5pの飾り羽となって後頭部に垂れ下がっている。くちばしはくすんだオレンジ色で大きく重量感があり、くちばしの各部分は分厚く膨らんでいる。くちばしのつけ根にピンク色がかった白い皮膚が露出するため他種と見分けやすい。虹彩はふつう明るくややくすんだ赤色だが個体差がある。脚と足の表面はピンク色で足の裏は黒みがかった茶色で爪も黒い。
[その他] 学名robustusは「力強い」という意味で、大きく頑丈なくちばしをあらわす。
 フィヨルドランドペンギン -Eudyptes pachyrhynchus-
フィヨルドランドペンギン [別名] キマユペンギン・ビクトリアペンギン
[英名] Fiordland(Crested) Penguin
[分布] ニュージーランド南島の南西部海岸地帯、フィヨルドランドから南のスチュアート島
[亜種] なし
[推定生息数] 2000ペア
[体長] 40〜55p
[体重] 2.5〜4.8s
[性格] 不明
[見分け方] 両眼の上から後頭部に向かってやや白っぽい黄色の飾り羽が5p以下の長さでのび、後頭部で垂れ下がっている。くちばしは濃い朱色でオスの場合大きく重い。くちばしのつけ根には羽毛の生え際にそって黒い皮膚が裸出している。虹彩はくすんだ赤。脚は白みがかったピンクだが、足の裏と爪は黒い。スネアーズペンギンによく似ているが、眼の下に白い羽毛のすじが3〜6本あるのが特徴。
[その他] 繁殖地は世界遺産に選ばれたフィヨルドランドで「森の住人」とよばれている。