10月10日(月)
 ケトリンズ・コースト(Catlins Coast)へ 
羊この日はケトリンズ・コーストと呼ばれる南海岸沿いを
寄り道しながら東に進み
宿泊地であるカカ・ポイント(Kaka Point)を目指します。
主要な観光ルートより外れるため,
羊ばかりで人はほとんどいない状態。
Theニュージーランドというような風景を楽しむことができます。
未舗装道路
特に海岸沿いの道は未舗装道路が多く
運転には慣れを要します。
FFのエコノミーカーだったので心配だったのですが,
案の定ハンドルを取られてコントロールを失いかけました。
慣れてくると滑り出すのがわかってきて何とかなりますが,この辺りに行くなら四駆を借りとく方が
無難かもしれませんね。
Windswept
このマイタケのようになってしまった木は,本土最南端であるスロープ・ポイント(Slope Point)付近で見つけたものです。
常に強い風が一定方向より吹き付けるために起こる現象
だそうで,ケトリンズ・コーストのあちらこちらで
見ることができます。


 キュリオ・ベイ(Curio Bay) 
キュリオ・ベイの化石
ここの浜辺は大昔は森であったらしく,
ジュラ紀(1億6千年前頃)の木の化石が転がっており。
干潮時に見ることができます。
着いた時はまだ水に浸かっている状態だったのですが,徐々に顔をのぞかせてきました。



もう一つここに来た理由は,あまり有名ではないのですが
キガシラペンギン(Yellow Eyed Pensuin)が出現する重要スポットだからです。
→ ペンギン訪問記(Curio Bay)へ 

ポーポス・ベイ
また,隣にあるポーポス・ベイ(Porpoise Bay)は
ヘクターズドルフィン(Hector's Dolphin)という
世界最小のイルカが回遊してくることで知られています。
夏頃によく見られるようですが,我々の訪れた時期は
まだ冬と春の間くらいの寒い季節でしたので
見ることはできませんでした。
 タウトゥク・エスチュアリー・ボードウォーク(Tautuku Estuary Boardwalk) 
海外沿いの未舗装道路から国道92号線に戻り,次はケトリンズ・コーストの見所一つである
カセドラル・ケーブ(Cathedral Caves)に向かいます。
岸壁に開いた洞窟で浜辺を歩いて行くので,干潮時にしか行くことができません。
カセドラル・ケーブ立入禁止

到着時は既に既に13:00頃で昨日インバーカーギルで調べた干潮時刻の14:00に近かったので入れるかと思ったのですが,
写真のとおり。
「CLOSED Due to rough sea」・・・
海が荒れてるから入れないってことでしょうねぇ。



板道
  自然相手ではこうゆうことはよくあること,
  仕方がないので先に進みます。
  カセドラル・ケーブより少し東にある
  タウトゥク・エスチュアリー・ボードウォークの入口に
  着きました。


変な鳥

人気のないボードウォーク(板道)を歩いていると
変わった鳥の鳴き声だけが聞こえてきます。




ひたすら続いています

森を抜けると静かな湿原に到着しました。
良い雰囲気なのですが時期が悪いのか
地味な色合いですね。


 プラカウヌイ・フォール(Purakaunui Falls) 
ブラカウヌイ滝
パパトワイ(Papatowai)という小さな町を過ぎた辺りで
再びで国道より海側にある未舗装道路に入ります。
ケトリンズには大小の様々な滝があるのですが,
最も代表的な滝の一つである
プラカウヌイ・フォールを訪れました。
車を止めて徒歩で森の中に入って行くと,
階段状の小さな滝が見えてきます。


これよりさらに東に行くとケトリンズ・コーストの見所の一つである
ジャックス・ブロウホール(Jack's Blowhole)があります。
海より200m以上離れたところに巨大な潮吹き穴があるそうですが,
私有の牧草地を通り抜けなければなりません。
9-10月は前年ながら子羊が生まれる時期のため残念ながら入ることができないそうです。
 スラット・ベイ(Surat Bay) 
剥製ケトリンズ・コーストの観光にはオワカ(Owaka)の
インフォメーションセンターでの情報収集が役立ちます。
特に東側からスタートした場合はここでTide Time(干潮/満潮の時間)を調べて,ジャックス・ブロウホールやカセドラル・ケーブに行くのが良いかと思います。
キガシラペンギンの剥製がありました。

スラット・ベイ
オワカの南にある小さな集落ポウナウェア(Pounawea)の先にスラット・ベイという浜辺があります。
ここはトドの仲間であるニュジーランド・シーライオン(New Zealand Sea Lion)のコロニーがあり,浜辺で休んでいる姿を見ることができると聞いて行ってみたのですが,
生憎見ることができませんでした。

逃げろ!羊達!
スラット・ベイの東隣の湾であるカーニバル・ベイ(Cannibal Bay)でもニュジーランド・シー・ライオンがいると聞いて行ってみたのですが,やはり見ることができませんでした。
カーニバル・ベイに行くには未舗装の山道を
かなり走る必要があり,運転には注意が必要です。
また,かなり羊が道を歩いてます。

この2つの浜辺には翌日に再度訪れることにしました。
 ナゲット・ポイント(Nugget Point) 
ナゲット・ポイント
本日の最終目的地はであるナゲット・ポイントに
到着したのは17:00前です。
付近にあるペンギンスポットでキガシラペンギン(Yellow Eyed Pensuin)を見るのが目的の一つです。
当初の計画の段階からペンギンの戻ってくる時間に合わせて,夕方に到着するつもりでしたので,
ちょうど良い時間です。
ナゲット・ポイント2
ここは観光のパンフレット等にも良く使われる素晴らしい景色を見ることができます。
車を止めて岬の先端に歩いて行くと,小さくて可愛らしい灯台と断崖絶壁の荒々しい光景が見えてきます。



さらに,この付近は野生動物も宝庫で崖下の浜辺ではオットセイの仲間であるニュージーランド・ファーシール(New Zealand Fur Seal)やニュジーランド・シーライオンがよく休んでいるらしいのですが,見つけることができませんでした。
ペンギンスポットは岬より少し下った所にあるローリング・ベイ(Roaring Bay)にあります。
→ ペンギン訪問記(Nugget Point) 
 カカ・ポイント(Kaka Point) 
カカ・ポイント
この日はナゲット・ポイントの近くにあるカカ・ポイントという
何の変哲もない小さな田舎町に泊まりました。




Caedno's Accommodation


「Caedno's Accommodation」という宿で
一軒家の離れのようなところです。



1010夕食
宿主のおばちゃんに夕食の食べれるレストランを聞いたのですが,他に選択肢がないとのことで「The Point Cafe Bar」紹介してもらいました。ゆきると私でそれぞれ肉と魚を注文したのですが,写真のとおり“ド〜ン”という感じです。
もちろん,味も“ド〜ン”という味でした・・・・