4月30日(土)
 
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 チョコレート工場リターンズ  
この日は午後からツアーに合流ですが,午前中は時間があるので早起きして,デボンポートの南にあるラトローブ(Latrobe)のアンバースの館(House of Anvers)というチョコ―レート工場に行きました。
ここは恐らくタスマニアで一番有名なチョコレート工場ですが,実は2004年にも立ち寄ってるんですよね。何かそんな気がしていたんですが途中までゆきるは気付いていませんでした。
今回の目的は朝食,もちろん食後のドリンクはホットチョコレートです。
アンバースの館店内STOLLEN
 デボンポート(Devonport)をブラブラ 
スピリット・オブ・タスマニア朝食の後はデボンポート市内を散策します。
デボンポートはタスマニアの海の玄関口として有名です。
人口2万人程度で第4番目の都市。
メルボルンとの間にスピリット・オブ・タスマニア号
(Sprit of Tasmania)という客船が運航されており
市内を流れるマージー川(Mersey River)に停泊している姿を
見ることができます。
海沿いまで行き,岬を散歩しました。自然に恵まれた場所での朝のお散歩は気持ち良いですね。
ここにはティアガラ・アボリジナル・カルチュラルセンター&博物館(Tiagara Aboriginal Cultural Centre & Museum)があります。
原住民の文化・芸術品を集めた施設であり,結構見どころらしいのですが,まだ開いてませんでした。
岬岬 2岬 3
 ドン・リバー鉄道(Don River Railway)
デボンポートの西側を流れるドン川(Don River)沿いにドン・リバー鉄道という復元鉄道があるので
行ってみることにしました。
タスマニア島内では時々線路もあり,タスマニア鉄道(Tas Rail)というのがありますが,
とっくの昔に定期旅客営業を停止して,1日に数本貨物列車を走らすような路線しかありません。
要するに人々の生活に鉄道というのは全く根づいていないんですね。
ドン・リバー鉄道 駅舎
さて,このドン・リバー鉄道ですが,ドン川沿いのやや内陸部の
ドン(Don)という場所に博物館を兼ねた駅舎があります。
駅構内の修理工場は移設された信号所を見ることができます。
展示されている蒸気機関車も日本の真っ黒で迫力のある
機関車というより機関車トーマスのにでてくるようなかカラフルな機関車があちらこちらに,さすが英連邦。
機関車機関車修理工場
コールスビーチ駅
また,未だに蒸気機関車を修理して走らせるということで
有名なのですが,運行は日祭日のみとのことで,この日は
かわいらしいディーゼル・カー(これもかなりの年代物!)
昔ながらの車両で雰囲気満点。
ドン川沿いを海に向かって下って行きます。
海岸近くにホームだけの無人駅・コールスビーチ(Coles Beach)があり,数分間の休憩の後折り返してきます。
午後からはいよいよ「動物徹底見せますツアー」に合流するため,デボンポート空港に向かい
レンタカーを返却します。
 「動物徹底見せますツアー」開始!
ツアー開始AJPRさんによる「動物徹底見せますツアー」の私達以外の参加者は当日の昼タスマニアに到着でしたのでデボンポート空港で合流。
参加者についてですが,私達二人+男性一人旅のT氏+
女性一人旅のF氏+夫婦で御旅行のT夫妻
これにガイドのN氏が加わった,合計7名のツアーとなりました。
なお,N氏は昔WRCでスバル・インプレッサのドライバーをしていた
とか。元学校教諭で生物学が専門だとか,かなり多彩な経歴を
お持ちの方で,これは期待が持てます。
 ワラウィー・フォレスト・リザーヴ(Warrawee Forest Reserve) 
早速向ったのは,チョコレート工場で訪問したラトローブ(Latrobe)のカモノハシ・ポイント。
ラトローブの町は自分で「カモノハシの首都」と名乗っており,それだけカモノハシを比較的容易に
観察できるということなんでしょう。
ワラウィー・フォレスト・リザーヴここはデボンポートを河口とするマージー川を遡ったところに
位置している,ワラウィー・フォレスト・リザーヴというところです。
しかし,まだ鱒釣りをする釣り人がチラホラ。
う〜ん,ちょっとカモノハシ出にくいか???
かたまらず比較的広範囲に散らばって観察する方が良いとの
ことで,ツアー参加者はバラバラになって観察します。
ところが,一時間近く粘ったと思うのですが,
カモノハシは一向に姿を見せません。

諦めかけた時,下流側に陣取っていた参加者に動きがありました。
どうやら出没したようだ!急いで向かうもすぐに沈んでしまったとのことで見れず。
第一カモノハシ発見?!
その後も遠くの水面を泳いでいるのは確認できたのですが,
しっかりは見えません。。。望遠で写真撮ってもこんな感じ。
今回,近くにいた人だけはかなりはっきりと確認できたみたい
なのですが,これでは見たとは言えませんねぇ。
 ファーン・グレード・リザーヴ(Fern Glade Reserve)
気を取り直して,次のカモノハシ・ポイントに向かいます。
再度,デボンポートを越えそこから西に1時間ほどA1号線を走ると,タスマニア第3の町であるバーニー(Burinie)に到着します。この町は,2004年の訪問の時はこの町からスタートした思い出深い土地で,
町の雰囲気が好きなんですよね。バーニーの手前でC112号線に入り,しばらくして左折し
イ―ミュー川(Emu River)沿いを走ると,ファーン・グレード・リザーブに到着します。
ファーン・グレード・リザーヴここでも同じように分散して小一時間観察したのですが,
やはりカモノハシを見ることができませんでした。
暗くなる前にホテルに向かう必要がありますので,
諦めるしかありません。
このように野生動物というのは必ず会えるもので無いことは,
この手のツアー参加者なら理解していますし,確率の低い
カモノハシはこの後も何回か観察する機会が設けられていますので,ガイドのN氏の様子も「まだ何とかなるだろう」
といった感じです。
 スタンレー(Stanley)到着
Stanley Seaview Innバーニーよりタスマニア北岸をずっと西に進んだ半島の先に
あるのが今夜の宿泊地スタンレー。
典型的な砂州の地形でナット(The Nut)という奇岩のそばにある小さな町です。この日泊る「Stanley Seaview Inn」に
チェックイン。結構良いホテルでしたよ。(写真は翌朝撮影)
夕食

既に日も暮れているのでホテルの中で夕食です。
夕食後は海岸にやって来るペンギンを観察へ,何とスタンレー墓地の裏側がペンギン・ポイント。
ちょいと不気味ですが,皆で行けば怖くない!

→ ペンギン訪問記(Stanley)へ 

しかし,このツアー初日から盛りだくさんでしたねぇ,素晴らしい。