アシスタントの独り言 (関東 版) | ||
アシスタントとしてゆきると行動をともにする中で, 特に印象深かった点や気付いたことを違った表現で書けたらよいなと思ってます。 こにる |
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恩賜上野動物園 (2005/02/27 記)
日本で最も有名な動物園の一つである上野動物園は質量とも充実しており,ペンギン以外の見所も満載です。 特に世界三大珍獣と言われているジャイアント・パンダ,オカピ,コビトカバを一挙に見れる施設は他にはありません。 その他にも見たことがないような,珍しい動物がいっぱいいます。 しかし,私が目をつけたポイントは,いわゆる動物園でよく見ることのできる動物。 これがかなりマニアックで非常に貴重なところです。 まずはライオンですが, 通常ライオンといえば「アフリカのサバンナで活躍する百獣の王!」といったイメージでしょう? ところが,実はインド北西部のギルの森に数百頭生息しています。 野生は絶滅しかかっていますが手厚い保護で何とか命脈を保っている状態です。 その名もインドライオン。 たてがみはアフリカライオンと比べると派手ではなく,色も薄く地味です。 皮膚もたるんでおり,やられた中年おじさんの雰囲気をかもし出しています。 しかし,これが貴重なインド・ライオンと思ってみると,何ともいえない味わいがあるような気がしてきます。こんな珍しいライオンを近くで見れて日本人は幸せですね。 次はトラにいってみましょう。 通常,動物園で見かけるのはベンガルトラとかアムールトラといった種類ですが, 上野ではスマトラトラという他より小型の種類を見ることができます。 どの種類も今となっては貴重ですが,特にはスマトラトラ日本で見れる施設が上野と横浜ズーラシアくらいですので,これもマニアックですよね。 シマウマさんも変わってますよ。 通常,動物園で良く見るのはサバンナシマウマの仲間です。 ちなみにサバンナシマウマはグラントシマウマとかチャップマンシマウマといった亜種名で紹介されることが多いと思います。 しかし,上野で見れる種類はハートマンヤマシマウマというヤマシマウマの中の1種です。ヤマシマウマは首に肉のたるみがあるのが特徴,他の種類の精悍さと比較すると,ちょっとずんぐりしていて愛嬌があるように感じるのは私だけでしょうか? 現在,サバンナシマウマ以外は生息数も減っており大変貴重です。 シマウマにはサバンナシマウマ/ヤマシマウマの他にもグレービーシマウマという縞模様が非常に細かくて綺麗な種類がいます。 動物園でヤマ&グレービーに出会えたら特に貴重な種類ですので,じっくりして観察しましょうね。 どうですか?このようにして観察して行くと動物園で普段良く見ていると思っている動物達にも色々あるでしょう? うっかり,その希少性を見過ごしてるなんてことはないようにしたいもんですね。 |
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箱根園水族館 (2004/06/09 記) |
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